2002年2月28日(木) |
雨上がりの道を仙台駅まで歩いて、地下鉄乗ってプールに行った。地下鉄で目の前に座っていた茶髪の女の子がごそごそ鞄の中から何かを取り出そうとしていて、それを何の気なしに見ていたら、そこから出てきたのはなんとスヌーピーのぬいぐるみだった。思わず笑ってしまいそうになった。スヌーピーには勿論罪はない。
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2002年2月27日(水) |
「Soulful & Spiritual LIFE」
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2002年2月26日(火) |
ショーペンハウアーの人生論を読んでいる。100円で拾ってきたものとは思えないくらい、素晴らしく示唆に富んでいる。19世紀のものだけにやや現代には合わないところもあるけれど幸福とか人生についてはそう変わらないというのが感想だ。精神が優れていれば自分以外の人間に重きをおかなくていいから孤独でも何ら問題に思わなくていいはずとか、人が本来有しているものにこそ幸福の源泉があるとか、健康が何よりも重要なことだとか、今の自分には一々耳に痛い話でもあった。読んでいて自分の未熟さ加減にげんなりしてしまったくらいだ。自分は未熟だと悟れることはある意味幸せなことかもしれない。
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2002年2月25日(月) |
何かがせめぎ合ってる、みたいだ。 |
2002年2月24日(日) |
感受性ゼロの一日をおくってしまったような気がする。それも、天気のいい日曜日に。 |
2002年2月23日(土) |
ヨーグルトとお茶とグレープフルーツジュースだけで過ごす一日。昨日食べたものは真夜中と明け方に全部嘔吐してしまった。いったいどういうことなのだろう。シリカゲルでも誤って食べてしまったような気持ち悪さだ。夜中に便器を前にしているときほど惨めな瞬間はないと思う。 |
2002年2月22日(金) |
なんかダイアリ書いて読み返したら言葉が自分に跳ね返ってきた。お風呂入って気を静めようとしたら突然吐き気がして・・・。だからキース・ジャレット聴く。逃避行動。 |
2002年2月21日(木) |
こんな一日。9時起床。目の下にはクマ2つ。トースト2枚と目玉焼きとサラダとコーヒー1杯の朝食を済ませてエリクソンの「Xのアーチ」を4分の1ほどソファで読む。きなこ餅3個を胃におさめてからペダルこいで図書館へ。3Fでアメリカ文学を2冊、フランス文学を1冊借りる。7Fでオスカー・ピーターソンのCDを返して溝口健二の映画を借りる。2Fで文芸誌の川上弘美と長嶋有の対談に目を通す。再び3Fでクリムトの画集広げて「キス」と「ダナエ」を確認し、ついでにワイエスとホッパーも手にとってみる。6等分にしてもらったイギリスパン241円也を手に帰宅。オリーブオイルにサーモン、いんげん、エノキをからめたパスタ作って食べて皿洗い。ビール1缶空ける。ネットに繋ぎANAの前売り21できっかり21日後のフライト予約。父、飲み会より帰還。聞き覚えのある店名に「みんな着物きてたでしょ?」と当てずっぽうを装って聞いてみる。チョコレート1かけにお茶2杯飲んでBSのインタビュー番組を一緒に見る。スケートのショートトラックとブッシュの訪韓について意見交換。程なくして父就寝。オースターの「空腹の技法」を6ページだけ読む。時計を見上げれば1時すぎ、何も書いていないことに思わず嘆息してダイアリだけつける。2時就寝。 |
2002年2月20日(水) |
『MDプレーヤー』
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2002年2月19日(火) |
『引用する』
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2002年2月18日(月) |
『記号的な』
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2002年2月17日(日) |
『孤独な作業のために』
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2002年2月16日(土) |
『古い晩秋の記憶 −小石の感触−』
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2002年2月15日(金) |
家から東北大学の構内を突っ切って美術館へ行く。こんな気軽に絵を見に行けるなんてとても素敵だ。平日のそれも常設展だったからほとんど人がいなかった。絵の横に座っている畏まった女の人たちも随分と暇そうだった。おかげで他の人を気にすることなく、ひとつひとつ丹念に絵に向かい合うことができた。が、残念ながら畑の境に杭を打ち込む音のように僕に響いてくる絵はなかった。クレーの版画と日本人画家の松島の風景画が少し印象に残ったくらいである。
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2002年2月14日(木) |
『パラドックス』
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2002年2月13日(水) |
『真っ直ぐに、彫り刻む』
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2002年2月12日(火) |
『冷気に掌握されたこと』 窓の外では昨日に引き続き雪がちらついている。寒気が入って冷え込んでいるのか、粉砂糖をふりかけられたように木々にうっすらと雪が貼りついている。そう雪は積もらずに貼りついているのだ。木々の幹は屋外に置かれて無用の唇を開いた石像のように頑なに無言を貫いている。
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2002年2月11日(月) |
雪のない裸の大地やアスファルトにちらちらと雪のふっていく光景ほど寒々しいものはない。ふり続く雪を眺めがなら一日家にいた。
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2002年2月10日(日) |
『携帯電話の意味』
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2002年2月9日(土) My 27's Birthday |
窓を開けると鼻腔を刺さってくるような冷たい風が我先に舞い込んでくる。慌てて窓を閉めて、護られた空間のストーブの温もりの中で、風に弄ばれる裏山の木々の梢を眺める。結局、嵐の海に漁師が舟を出さないように、僕は自転車を出さないばかりか一歩も外に出なかった。おかげでムンクの叫びのような風の激しい唸り声は聴いたものの、人の声というものを一日全く聞かなかった。人と会話をしない誕生日というのは初めてのことだと思う。本当は誰かに電話でもして、「よかったら理由をきかないで、おめでとうって言って」と頼んだっていいのかもしれない。だけどこれは半分自業自得的なところがあるから、海岸で絡んだ網の目をほどく皺だらけの老練な漁師のように黙っているしかないのだと思う。(というよりはこの寒風の中、大学キャンパスの中にぽつねんとある公衆電話まで行くのが面倒というのもあるのだけれど)
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2002年2月8日(金) |
誰かと話がしたいなぁ。いつからこんなに寂しがりやになってしまったんだろう。
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2002年2月7日(木) |
『切ないこと』
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2002年2月6日(水) |
『哀しい夜には、泣いてみればいいのさ』
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2002年2月5日(火) |
『舞台的装置』
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2002年2月4日(月) |
『好きな言葉のかたち』
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2002年2月3日(日) |
『そして車輪は回る』
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2002年2月2日(土) |
『ぼくは、ひとり、ひとりごといっても、ひとり』
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2002年2月1日(金) |
久しぶりの仙台。東京以西の人にとっては北国だが、雪に埋もれた札幌を見てしまうと、さほど北にいる感じがしない。街には雪がほとんどない、陽の目を見ない建物の陰などに雪のかけらが残っているだけである。自転車で走るまわることも十分できそうだ。
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